拾いあげる

 

 

6日をもちまして、pragmataでの個展は終了しました。

お越しくださったみなさま、気にかけてくださっていたみなさま、

ありがとうございました。

 

漆はいろんなことができるから、やれること全部やろう!

と一昨年あたりから意気込んで、頭の中で設計図を作ってあれこれ取り組んだ。

でも、自分の作品はそうやって意気込んで作ったものより、

漆と遊んでいるなかで見つける、漆の思いがけない表情やかたちを

そのままポンと出すときのほうが、一緒に面白がってくれるひとが多い気がした。

 

これからいくつも、おもしろそうな展示の話をいただいている。

向かう前に、気づけて良かった。

 

何ヶ月ぶりかに森に行く。

木の皮を足元から拾い上げ、しげしげと見る。

なんだかわからないけど気になるな、という感覚。

大事にしたい。

 

植林

 

 

八ヶ岳南麓で漆の植林を始める方からご連絡いただき、ちょこっと作業のお手伝いに行きました。

北からやってきた漆の苗木。

わたしは4本、植えさせてもらいました。

土との相性がよければ、10年ほどで樹液が採れるとのこと。

 

移住して広い庭が手に入ったら、漆の木を1本植えて、山梨県産漆を採取したいねー

なんて話してたのが、まさか漆に先を越されるとは・・・

わたしも早く移住したい・・・

 

初詣

 

 

年末に夫の祖母が亡くなり、年末年始は静かに過ごした。

浄土真宗のおうちだったので、忌中や喪中という考え方はないらしいけど、いちおう・・・

 

忌中の期間が終わったので、諏訪大社にお詣りに行った。

いまの借家の期限があり、今年の秋までには移住先を決めて、来年引っ越すという大きな目標があるので、

日頃信心深くないくせに、都合の良いときだけ詣でるという・・・

 

一昨年、家族の問題で苦しんでいたとき、諏訪大社のおみくじに、

年の始めは家族のことで思いもかけない辛いことが重なるけれど、じっと耐えたら後々良くなる

と書かれていて、それを心の支えに過ごした。

そういえば、塩山に住んでいたときに、近所の氏神さまの神社と、翌日別の神社でおみくじを引いたら

内容が全く同じだったことがあって、あのときはびっくりしたなぁ・・・

 

そういうわけで、年の始めにおみくじを引くのがけっこう楽しみです。

仲介人

 

 

八ヶ岳南麓への移住を夢みて、何年も家を探している。


この夏初めて、一目見て、ここに住みたい!と思える場所が見つかった。


他の人にとってどうかはわからないけど、わたしたちにとって理想的な場所。


そこで制作しながら楽しく暮らす様子が、はっきりと想像できた。

 

資金調達の間、待ってくれるということだったので、あちこち相談して工面し、

友人の大工さんにリフォームの見積書までつくってもらって、

ローン審査に必要な書類が不動産屋から届くのを待っているさなか、

いますぐ現金で買うというひとが現れたから売ることになった。と、事務的な電話。

あまりのショックで何も言えず、その夜は朝まで寝られなかった。

それまでにも話がコロコロと変わる相手だったので、


慎重になりすぎて、機を逃してしまった。

東京の人間だったら現金で買うような金額ですよ。

とか、余計な嫌味も言われ、しばらく人間不信になりそう。


この人情味のないひとが間にはいってなければ・・・!と、つい苦々しく思ってしまう。

 



わたしの作品も、どこかのだれかとの出会いの間に、
仲介人がいることがほとんど。


そのひとの振る舞いによっては、
届くはずだった場所に、作品が届かない可能性だってある。

「そういうのはご縁だ」と言うひとがいるけれど、


素敵な偶然が重なるための日々の地道な営みを一言で片づけられるほど、

わたしは人間ができてない。

仲介してくれるひとが作品を大事に思って、


作品を気に入ってくださるひとに丁寧に届けてくれるように、


自分は仲介人との信頼関係を保ち続ける努力をせねば、と


当たり前のことにいまさら気がついた。

新年

 

 

新年始まって、あっという間に10日・・・

今年もまた、締まりのない始まり。
八ヶ岳南麓に移住したいと思って場所探しを始めてから、かれこれ4年ほど経ち、
今年こそ!と気合を入れて、元旦から車でグルグルと巡る。
冬の八ヶ岳の寒さを体験するぞ、と覚悟して出かけたのに、
連日これ以上ないくらいの晴天。
上着がいらないほどの暖かさ。
勘違いしてはいけないと思いつつ、ウキウキした気分。 
昨年の二人展の様子を、ホームページにアップしました。

 

 

立ち止まっている時間が長かった。

どこでどうやって生きていこうか考える機会が多くて、息切れ。

そういう年齢なのかなと思う。

日々楽しめず面白がれず、心が乾いているなと思いながら、どうにもできずに、秋。

 

今週、11月に予定している展覧会のDM作りのため、会場にて作品撮影。

ワクワクした。

展覧会をさせてもらうお店は古道具屋さんで、

古家具やアンティークの器の他に、鉱物や標本も置いてある、白い、静かな空間。

あそこに自分の作品を置かせてもらえるなんて、嬉しすぎる。

こういう、嬉しいとか悲しいとかいう感情があって、作品がつくれる。たぶん。

 

家に帰るとまたカサついた心地。

職人さんの、緊張感を保ちながら黙々と仕事する姿を思い出す。

最良の瞬間に向かってひたすら手を動かす、頭を使う。

目の前のことに集中。

 

展覧会のテーマとして、「集む(ツム)」という言葉が浮かんでる。

森と家

 

 

移り住むための場所を求めて、あちらこちらに出かける。

なかなか進まないけれど、

それでも、ちょっとずつ近づいている。気がする。

 

希望は森の近くで、古くなる様子が美しい家。

 

なんとか、願いが叶いますように・・・

 

 

復帰

 

 

今年に入ってから半年、デザイン部のことで手一杯になり(自分でそうしてしまった)、

漆のことはほとんど何も出来ず・・・

いろいろ、お待たせしているみなさんに申し訳ない。

両立できるはず、と思ってたのに、できない自分が情けない。

もどかしかったけれど、状況を変えられなかった・・・根性ない。

 

世の中では日々いろんなことが起きて、ちょっと前のことはすぐ忘れる。

忘れちゃいけないと思うことも、気づくとどこか遠くへいっている。

情けない気持ちになっていても平和な生活を送らせてもらってるんだと思うと、ありがたい。

山梨では今日、女性の野党候補が当選。

 

仕事が一区切りついたので、漆に復帰します。

触れなかった時間のおかげで、新しい発見があるかも。と無理やりポジティブに・・・

5年



山梨に引越してきて、今日で5年が経ちました。

やれたこと増えたことを思うと、まだ5年しか。
できてないこと進まないことを思うと、もう5年も。
出会ってから15年でそのうち三分の一が山梨なんだねぇビックリ。なんて話をしてみたり。

5年を記念して、秋に山梨で展覧会。
自分で企画、というのはとっっっても久しぶりで、ドキドキしています。
もう準備を始めねば。
 
おみくじ



1月からずっと、ザワザワした精神状態が続いている。

お正月にひいたおみくじを見返してみたら、
「思いがけぬ煩い事が起こりて心痛むも 心正しく身を慎めば喜び事出てくる運 
何事も運に任せて思い煩うな」
と書いてあった。

おみくじの内容はすぐに忘れるのが毎年恒例だったけど、
今年はこのおみくじの文が心の支えになっている。
つらいことがあっても、良いことにも気づけるように、落ち込みすぎないように。
悪いことばかりが起こるわけじゃない、と信じて・・・

それにしても、「心正しく」という「正しさ」がどういうものかがはっきりわからないから、
人は迷うのではないか・・・
今後の展示予定


2019年4月5日ー9日 二人展(東京)
2019年11月 個展(東京)