ポピー

 

 

再来週27日から、東京で個展が始まります。

今回はギャラリーオーナーさんから「赤!」というリクエストをいただいたので、

ほぼ朱色仕上げでいこうと思っています。

 

まだまだ制作中で、ほとんど仕上がってません。

怖い・・・

 

オーナーさん手作りのDM。

郵便局の人、びっくりするかなぁと思いつつ、たくさん発送。

 

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「Poppy Fields」

4月27日(金)〜 5月6日(日)

12:00〜19:00 (最終日のみ12:00〜18:00)

pragmata 東京都中央区八丁堀2-3-3 3階

 

植林

 

 

八ヶ岳南麓で漆の植林を始める方からご連絡いただき、ちょこっと作業のお手伝いに行きました。

北からやってきた漆の苗木。

わたしは4本、植えさせてもらいました。

土との相性がよければ、10年ほどで樹液が採れるとのこと。

 

移住して広い庭が手に入ったら、漆の木を1本植えて、山梨県産漆を採取したいねー

なんて話してたのが、まさか漆に先を越されるとは・・・

わたしも早く移住したい・・・

 

 

今月発売の赤木明登さんの新著「二十一世紀民藝」の挿絵にて、作品をご紹介いただきました。

柳宗悦さんの提唱された「民藝」の解釈とともに、赤木さんの工藝論が綴られています。

 

能登の赤木工房を初めて訪ねたのは大学3年生の3月だったので、もう13年前。

民藝も工藝も、よくわからないまま、“工芸学部”で寝食を忘れて制作に没頭し、

卒業後の進路を考え始めたら急に不安になって、興味のある場所をあちこち訪ね歩きました。

作家さんの工房、産地の工房、ギャラリー、工芸プロダクト商品をつくる現場、試験場などなど・・・

 

突然やってきた、進路に迷う無礼な学生に、みなさん時間を割いて話を聞いてくださって、

本当にありがたかった。

いま、そのときに出会った方々と、自分の作品を介して会話ができるという不思議さ。

そのときは全然そんな風に思ってなかったけど、きっとあの春が大きな転機だったんだと思う。

 

赤木さんが図版で使用してくださった作品は、一昨年の八丁堀のpragmataでの個展の際に

購入してくださったものです。

来月末、同じ場で、個展開催予定です。

 

 

なお、今年の秋に予定していた赤木さんとの山梨での二人展は、延期になりました。

場所も、山梨ではない別の地を予定しています。

一部の方にスケジュールのお知らせが届いていて、

特に山梨の方には、「楽しみにしてます!」と嬉しそうに言っていただくことがあり、

たいへん心苦しいと同時に、待ち望んでくださる方がいることへの嬉しさもこみ上げます。

 

漆と人が繋がる瞬間をつくる。

そのために、日々塗り続けます。

 

初詣

 

 

年末に夫の祖母が亡くなり、年末年始は静かに過ごした。

浄土真宗のおうちだったので、忌中や喪中という考え方はないらしいけど、いちおう・・・

 

忌中の期間が終わったので、諏訪大社にお詣りに行った。

いまの借家の期限があり、今年の秋までには移住先を決めて、来年引っ越すという大きな目標があるので、

日頃信心深くないくせに、都合の良いときだけ詣でるという・・・

 

一昨年、家族の問題で苦しんでいたとき、諏訪大社のおみくじに、

年の始めは家族のことで思いもかけない辛いことが重なるけれど、じっと耐えたら後々良くなる

と書かれていて、それを心の支えに過ごした。

そういえば、塩山に住んでいたときに、近所の氏神さまの神社と、翌日別の神社でおみくじを引いたら

内容が全く同じだったことがあって、あのときはびっくりしたなぁ・・・

 

そういうわけで、年の始めにおみくじを引くのがけっこう楽しみです。

作用

 

 

年末にスタートしたグループ展のお知らせ。
だいぶ遅くなりましたが・・・
お近くにお出かけの際はぜひお立ち寄りください。

 
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第5回「作用」展

2017年12月20日 [水] – 2018年1月22 [月]|11:00 – 19:00|定休日 1月16日

OUTBOUND

東京都武蔵野市吉祥寺本町2-7-4-101
http://outbound.to


「道具」という、日々の歩みと共に道を拓く為の具えが我々にとって無くてはならないのと同じく、辻々に立つ標の様に、自らの所在と進むべき方向、越えざるべき境界を知る為の具えも、人を人たらしめる上で不可欠であると考えます。
時として歩みを支える杖であり、雨露を凌ぐ傘であり、意識下に降りる梯子にも成り得る無碍の具えを「標具」と呼び、それらがもたらす抽象的な作用に焦点を当てた展覧会を開催致します。

 

参加作家


東 亨|伊藤 敦子|井藤 昌志|柏木 圭|金森 正起|木下 宝|熊谷 幸治|須田 二郎|冨沢 恭子|森田 春菜|ハタノ ワタル|芳賀 龍一|福井 守|藤崎 均|ますみえりこ|増満 兼太郎|安永 正臣|山崎 大造|横内 みえ|渡辺 隆之|渡辺 遼
 

纏う

 

 

明日2日より、つくば市のmanufact jamさんにて開催される時纏展に参加します。

【纏(テン) まとう・まつわる・めぐらす・からまる・たばねる】
時を纏うというタイトルにぐっときました。
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

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時纏 展
2017.12.2(土)-17(日)/12:00 – 18:00/火・水曜日定休

manufact jam
茨城県つくば市天久保3-21-3 星谷ビル 1-D
029-855-7694
http://manufact-jam.com


大桃沙織|彫金
長南芳子|彫金
土屋琴 harrys glass|硝子
横内みえ|漆藝
 

 

 

 

山脈

 

大阪の阪急うめだ本店にて開催される「日本漆山脈」に参加します。
9階の同フロアにて、「全国のつくり手の毎日使いたい漆の器」コーナーと
「アクセサリーと花器」コーナーに分かれた、二箇所同時開催イベントです。

今回わたしは「アクセサリーと花器」コーナーの展示となるので、
装身具を中心に、さまざま織り交ぜて出品予定です。
初日は会場付近、ウロウロしております。
よろしくお願いします。

 

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漆の未来を見てほしい掘崙本漆山脈」
10月18日(水)〜23日(月)
18,19,22日/10:00〜20:00
20,21日/10:00〜21:00
23日/10:00〜18:00
阪急うめだ本店(大阪市北区角田町8-7)
9階 阪急うめだギャラリー&アートステージ

 

仲介人

 

 

八ヶ岳南麓への移住を夢みて、何年も家を探している。


この夏初めて、一目見て、ここに住みたい!と思える場所が見つかった。


他の人にとってどうかはわからないけど、わたしたちにとって理想的な場所。


そこで制作しながら楽しく暮らす様子が、はっきりと想像できた。

 

資金調達の間、待ってくれるということだったので、あちこち相談して工面し、

友人の大工さんにリフォームの見積書までつくってもらって、

ローン審査に必要な書類が不動産屋から届くのを待っているさなか、

いますぐ現金で買うというひとが現れたから売ることになった。と、事務的な電話。

あまりのショックで何も言えず、その夜は朝まで寝られなかった。

それまでにも話がコロコロと変わる相手だったので、


慎重になりすぎて、機を逃してしまった。

東京の人間だったら現金で買うような金額ですよ。

とか、余計な嫌味も言われ、しばらく人間不信になりそう。


この人情味のないひとが間にはいってなければ・・・!と、つい苦々しく思ってしまう。

 



わたしの作品も、どこかのだれかとの出会いの間に、
仲介人がいることがほとんど。


そのひとの振る舞いによっては、
届くはずだった場所に、作品が届かない可能性だってある。

「そういうのはご縁だ」と言うひとがいるけれど、


素敵な偶然が重なるための日々の地道な営みを一言で片づけられるほど、

わたしは人間ができてない。

仲介してくれるひとが作品を大事に思って、


作品を気に入ってくださるひとに丁寧に届けてくれるように、


自分は仲介人との信頼関係を保ち続ける努力をせねば、と


当たり前のことにいまさら気がついた。

 

 

川越のうつわノートさんでの個展は無事終了しました。

落ち着かない気持ちがカメラを持つ手に伝わったようで、

撮影した会場写真はピンボケばかり・・・

夢か幻だったのではないかというような心地で、ピンボケ写真を見ています。

 

どういう経緯で、どういった気持ちで出来上がった個展か、

会期中はわりとスラスラと話せたのに、

終わった途端、うまく伝えられなくなりました。

ほんとうに、幻のよう。

 

お越しくださったみなさま、どうもありがとうございました。

今回の個展テーマ「飾り」について、

店主の松本さんと手紙などでやりとりする中で、

漆や自身のものづくりについて、様々な新しい発見がありました。

それらの気づきがすぐに次の作品に結びつかないとしても、

「あの個展がきっかけ。」と思い返す機会が今後幾度もあるだろう、意義深い展示会となりました。

 

グッと集中して、「人はなぜ飾るのか」という問いかけに、全身全霊で向かった日々。

足りてない部分に気づけたのも、追い詰められるほどの課題を与えてもらったから。

とてもとても尊い経験をさせていただきました。

 

会期中、松本さんが作品について、毎日文章を綴ってくださいました。

わたしにとって永久保存版です。

ぜひご一読ください。

http://utsuwanote.exblog.jp/25423608/

 

 

 

個展のおしらせ

 

 

 

 

川越のうつわノートさんにて、個展が始まります。

まだまだ仕上がってなくて、大ピンチ。。。

9,10日は在廊予定です。

お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

 

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横内みえ 漆展 〜飾り〜
2017年9月9日(土)〜17日(日) 会期中無休
営業時間 11時〜18時
在廊日 9月9日(土)・10日(日)
ギャラリーうつわノート http://utsuwa-note.com/
〒350-0036 埼玉県川越市小仙波町1-7-6

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以下、店主の松本さんが綴ってくださった個展案内文です。

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「飾り」は時として表層を装うだけで、造形の本質ではないとされる場合があります。
しかし古来より世界の民族造形は「飾り」の歴史と言っていい程、様々な文様を生み出して
きました。それは神に近づくための祝詞として、また時の権力を表す力の象徴として。
原始美術の自然な発生、それは工芸に限らず、自らの体を刺青で飾る古代人の意識を推察
するなら、生物が子孫を繋ぐ求愛のための飾りや、敵から身を守るための擬態とも通じる、
より根源的な遺伝子レベルの発露であり、本来生きるための必然ではないかと思うことさえあります。

 

山梨県南アルプス市で漆の作品に取り組む横内みえさん。大学時代より漆に触れ、自然素材の持つ
生命力に魅せられてきました。
漆器のように定型化された漆の価値、例えば堅牢で美しく高級品である、といった側面の「漆」よりも、
樹液の漆が硬化し、色を変えていく様に、生命の神秘を感じると言います。
学生時代より、漆本来の魅力をどう形にして伝えるかを考え続け、今は土型に漆そのものを塗り重ねていく
脱乾漆という技法による作品を主にしています。

 

そんな横内さんに今展では「飾り」をテーマに作品づくりに臨んで頂きました。
漆の飾りと言えば、蒔絵、沈金、螺鈿など伝統的な加飾技法がありますが、今回はもっと根源的な「飾り」
に着目しています。
例えば縄文時代に作られた装身具。単に身を飾るアクセサリーではなく、当時は命を失わないように魂を
引きとめるため、また邪悪なものを退ける呪具でもあり、「心身のお守り」として意味をもっていた頃の
「飾り」の本質に着目することで、「漆」の役割を捉え直そうとする試みなのです。

 

今展では縄文の装身具から着想した土版や糸玉の飾る作品(掲載写真)をはじめ、従来から取り組んでいる
脱乾漆のアートピース、そして猪口やカトラリーなどの実用の器も並びます。
横内さんとお話していて感じるのは、こちらの投げかける言葉を噛み締めながら、深い深い世界に降りて
行き本質を見つめようとする姿勢です。
今回の「飾り」でどうご自身のイメージする漆の本質に近づけたのか、この目で確かめてみたいと思います。
どうぞ皆様にもご高覧頂きたくご来店をお待ちしております。店主

 

 

今後の展示予定


2019年4月5日ー9日 二人展(東京)
2019年11月 個展(東京)